12月12日(月)の給食

ごはん,高野豆腐のみそ汁,ソイ丼の具,ゆでブロッコリー,和風ドレッシング,牛


今日のみそ汁には「高野豆腐」が入っています。高野豆腐とは地方によっては凍り豆腐ともいいます。寒さが厳しい地域で、夜中に豆腐を家の外に置きっぱなしにしてしまったことから、偶然、作り方が発見された食べ物です。気温の低い夜中に豆腐の中の水分が凍るのですが、朝になると氷の部分がとけて、豆腐から水分が抜けます。これを何回か繰り返すとカラカラに乾いた凍り豆腐ができます。

豆腐は昔から栄養価の高い食品として、日本人に親しまれてきた食べ物です。ところが水分が多い食べ物なので、腐りやすいのが欠点です。凍り豆腐のように豆腐の中の水分を除いてしまえば、何日も腐らないので、保存食として便利に使えます。高野豆腐という名前は、高野山というところで、精進料理につかっていた凍り豆腐が、高野山からのおみやげ物として全国に広まったことからついた名前です。

トラックや冷蔵庫がなく、食べ物の保存に苦労していた頃から受け継がれている食べ物です。こうした食べ物のよさを見直して、これからも伝えていきたいですね。